2025年09月10日
2025年9月4日(木)、英皇娱乐官网,英皇娱乐平台霞ヶ関キャンパスにて、英皇娱乐官网,英皇娱乐平台リカレントカレッジ「米中貿易摩擦?対立のエスカレートと日本?世界経済への影響」(後援:一般財団法人国際貿易投資研究所)を開催しました。本シンポジウムは、世界経済に混乱をもたらしているトランプ関税と米中報復関税?対抗措置などの応酬合戦が世界経済成長に悪影響を与えつつある現状について、冲永総合研究所特任教授 郭四志をコーディネーターに第一線の専門家による最新の報告が行われました。
東京大学社会科学研究所教授 丸川知雄氏は、「激化する米中ハイテク摩擦と競争」をテーマに、半導体、AI、5Gといった競争領域における米中の現状や政策の展望について、現地で体験した具体的なエピソードを交えて分かり易く解説しました。
郭四志特任教授は、「米中関係史の視点から見た米中摩擦?対立」をテーマに、米中関係が発足した1844年を端緒とする米中接触時代から現在の米中対抗期までの米中経済関係の本質と両国および世界への影響について検討しました。
名古屋外国語大学教授 真家陽一氏は、「米中貿易摩擦に伴う産業サプライチェーンの変化と再編」と題して、日本と米中の経済関係の再検証、中国リスクに対する日本企業の認識と取り組み状況、欧米企業の中国ビジネスの動向、日本企業の中国ビジネスの現状と今後の方向性について、詳細な調査データを提示して論じました。
伊藤忠総研チーフエコノミスト?代表取締役社長 武田淳氏は、「米中摩擦?対立と日本経済?世界経済への影響」をテーマに米中摩擦?対立の経緯を解説して中国経済の成長予想は大きく後退したことを示し、さらに米国?中国?日本における経済情勢について各種のチャートを提示して予測しました。
研究者、専門家、企業関係者、メディア関係者に加え、社会的関心の高いタイムリーなテーマに一般からも多くの参加があり、活発な意見交換が行われ、盛況なシンポジウムとなりました。
次回のリカレントカレッジは「美食の二都物語―パリとリヨン」をテーマに10月17日(金)を予定しています。興味がある方は、お気軽にご参加ください。